ブライダル業界事情

名古屋だけではない。インドでも娘が3人いると家が潰れる。

editor:編集部 / WEDDING EYE

このエントリーをはてなブックマークに追加

ブライダル業界メディアW-EYE

 

名古屋では娘の嫁入り支度に多額のお金を掛ける風習があり、テレビでも名古屋の嫁入りを取り上げたドラマが放映されたこともあります。実際に名古屋市では娘を三人持てば親が破産するほどに娘の嫁入り支度にお金を掛けるのかといえば、まんざら嘘ではありません。

 

名古屋市では春や秋の結婚シーズンになると嫁入り道具を満載したトラックを見かけますが、家具を積んだトラックが1台、家電製品を積んだトラック1台の計2台という嫁入り道具の量はごく普通です。最近の調査でも娘の嫁入りに親が掛ける費用は名古屋市がトップだそうです。ただ最近では昔ほど嫁入り道具にお金を掛けるという事は無くなっています。 その理由は単純に、多くの家具を購入しても昔ほど大きな家を用意できないので置き場が無いからでしょう。 結婚後にマンションに住む人も増えていますので、部屋数の少ないマンションでは大きな 家具を持ち込んでも邪魔になってしまいます。 ですので用意する嫁入り道具は最小限にして、その代わり娘にお金を渡して自分で 必要なものは購入してもらうのが一般的となってきました。

 

また名古屋市では結婚式当日、花嫁が自宅を出る時に近所の人を集めてお菓子を撒く風習がありましたが、これも最近ではあまり行われなくなりました。 ただその名残として花嫁の両親が近所に袋詰にしたお菓子を配る事はあります。 今の時代では名古屋の嫁入りも昔ほど派手ではなくなってきましたので、近い将来には「名古屋の嫁入り」も昔の笑い話のようになってしまうのかもしれませんね。ところが、世界に目を向けてみると「娘が3人いると家が潰れる」の本場はインドであることが分かります。

 

首都デリーだけで3日間に、12万組が結婚式!インドでは結婚式が年々ハデに…

約12億人の巨大な人口を抱えている上に婚姻率の高いインドでは、毎年たくさんのカップルがお見合いなどで結婚しています。2011年11月27日からの3日間、首都デリーだけでおよそ12万組が結婚したという”結婚週間”や、インドの勢いを象徴する豪華な結婚式のスケール、新郎と新婦が結婚式で顔を合わせるという合同結婚式などインドのブライダルマーケットは図り知れません。

 

ブライダル業界メディアW-EYE

 

インドでは、農村部を中心に、娘が結婚する際、親が花嫁に高価な金や銀のアクセサリーを持たせることが一般的な風習(ダウリー制度)となっているため、婚礼シーズン(8月から9月)には、宝飾用の金需要が大幅に増加します。インドは世界第1位の金消費大国ですが、購入される金の大半は、婚礼用に使われているのです。

 

日本では結婚式の「なし婚」化が進んでいますが、経済発展が著しいインドでは結婚式が年々「ハデ婚」化する傾向にあり、それに伴って、ダウリーの金額も上がってきています。インドには古くから「娘を3人持つと家がつぶれる」という諺があります。これは、娘が結婚するたびに結婚相手の家に多額の持参金や品物を贈らなくてはならず、3人目の娘が結婚する時には家が破産してしまうというものです。近年では、花婿の家が要求するダウリーの金額が上昇しているので、娘の数が2人であっても家がつぶれてしまうケースがあるようです。

 

また、婚礼シーズンになると、披露宴を盛り上げるための動物(象、ラクダ、白馬)が各地で調達されます。花婿は白馬にまたがり、象やラクダに先導されながら、公道をパレードします。婚礼のパレードは、交通渋滞の一因にもなるくらい華やかな結婚式を彩ります。一方、わが国では67万組の婚姻届を出したカップルの38%がなし婚となり婚礼マーケットが曲がり角に来ています。ブライダル業界としては、もう一度「娘が3人いると家が潰れる」と言われるぐらい結婚式を活性化するために奮起しなければなりませんね。

 

ページの上部へ戻る